6月29日から7月1日にかけて
開催した福岡アートショウ終了しました。
たくさんのたくさんのたくさんの方に来ていただきました。
福岡はもちろん
長崎・鹿児島・沖縄・熊本・山口・大阪・
北海道・名古屋・東京・・
そして、
ニューヨークからこの日に合わせて
来ていただいた方まで。
感動です。感涙です。

私の絵には、
一個一個ストーリーがあります。
たいてい悲しみや苦しみを
ぶつけながらも、
「生きる喜び」を描いているつもりですが
会場はそのパッションでぎゅうぎゅうで
とにかく元気がでるから来ました。
と三日間通してきてくれた方も続出。
ありがたいことです。

数年来、私のブログファンでいてくださり
どんな時も、

まりちゃん!体に気をつけて。
まりちゃん!扁桃腺を甘くみないで。
まりちゃん!もっと体をいたわって。
まりちゃん!休んで!

と心配メールをいただいてきた
北海道の女性がいました。

肺がんを患ってずっと闘病中でしたのに
自分の体のことよりも、
私の体のことばかり、心配されるのです。
北海道出張の時に、駅まできてくださって、
ご家族とご飯を食べたこともあります。

昨年12月、

クリスマスまでもたないかもしれない。

とだんなさまからメールが来ました。
北海道にすぐ飛びたかったのですが
忙しくて行けなかった。
メールを送ったのですが
すでに返事をかける状態でもなかった。
でも、だんなさんが、病室の写真を送ってくださいました。
観音様のような笑顔でした。
細くなったからだに反比例して、
エネルギーを放っていました。

その写真が最後でした。
年が明けてすぐ、
小さいお子様を残して
彼女は旅立ちました。

その時に描いた絵が、
これです。

そのストーリーを話す前から、
会場にきたたくさんの方が
この絵の前で立ち止まるのです。
そして、
何か優しくて、強くて、美しい観音様だね。
って。

買いたい方がたくさんいましたが
これだけは、
思うところがあって、
お断りました。

そして、
ショウが終わり、
この絵は、
北海道の彼女のもとへ
送ることにしました。

まだ悲しみが癒えてないのではないか
ご迷惑ではないか。

と思ったのですが、
ご家族は、この絵を飾りたいと言ってくださったので。

ちょっと、泣きました。

彼女は、

生きるってすごいことだよ。
生きたくて生きたくて生きれない命もある。
だから今を、体を、いたわって大事にして。

と教えてくれたような気がします。

そんな感じで
書ききれませんが
どの絵にもストーリーがあるのです。

そして、
ああ、行くべき人の元に絵はいくのだな。

という感覚を実感したアートショウでした。

私は2019年まで海外・国内の
アートショウはすでに決まっていますが、

次のショウは
NY SOLO SHOW
いつもの、
チェルシーでのショウです。

同じアートショウにしてはならない。
必ず違うものに
そして
成長したもにしてみせる。
と考えているので、

ネットでパネルを大量購入。

仕事も多忙な上に
時間があと二ヶ月もないですが

でも、
やれるとこまでやってみます。

そうそう
新年に掲げた目標は

「いけるとこまで いこうと思う。」

だったな。
下半期、あと半分。

どこまでいけるかな。

12月の表参道のショウもあります。
来年も福岡は同じ時期に開催しますので
また会いましょう!

生きていたら!笑