9.18-30で開催された
チェルシーのSOLO SHOW終了しました。
たくさんの方にお越しいただき
日本からもきていただき
たくさんのお声をいただき
アメリカにお嫁入りいただき

これまでで一番
素晴らしいショウになりました!

一番記憶に残ったのは
ギャラリーの情報を見て
きてくださった
この日本人の、りんとした女性。

もう何十年も、
ニューヨークにいるの。
あなたの絵を見て、
日本のことを思い出して涙がでちゃったわ。
パワフルだけど胸にじーんと来るのね。

と、涙ぐんでくださった。

わたしが今回テーマにしたのは
OVERFLOWING ENERGY

ニューヨーカーのみなさんが

本当にパワーに満ちている!
と言ってくださったので

タイトルのまま、エナジーをお届けできたかなと
思っています。

ギャラリーには通常1回しかレセプションをしないのですが
特例で、クロージングレセプションを
開催してくださいました!笑

特例です。

その時に奇跡が。
チェルシーは木曜日に常にギャラリーの
パーティーが行われています。
ニューヨークのアートタレントのマガジンの
エディターさんが2人、
ギャラリーに来て、

なんてカラフルなの!パワフルなの!と
写真を撮影しはじめ、

12月号の巻頭ページは
MARIの掲載に決めたわ、と。
インタビューを。

日系のメディアに
取り上げらたことはありますが
ニューヨークのアートメディアは
初めてのことですし巻頭ページ3ページって
とても嬉しいこと。
まさにミラクル。でした!

海外のショウは、
日本の個展とは
まったく概念も位置付けも違います。
ニューヨークやロンドンでは
まさに、そこはビジネス。

私の絵を見てください
ではなく、
私のショウ、なのです。
演出も含めて、プレゼンするイメージです。
だからギャラリーとの密な打ち合わせも必要になりますし、

こういうトーンはダメ、こうしよう
などなど議論になることもしばしば。

ギャラリーにはギャラリーの
かっこたるオッケーゾーンがあるのです。

モンセとイルマ、
一生懸命、
ショウのことを議論する人たち。

アーティストにとってギャラリーとの相性
ギャラリスト、オーナーとの相性はとても大事になります。

モンセはスパニッシュ
イルマはペルーの人、
わたしは日本人。

実は今回ちょっとしたことで、
大げんかになって私が飛び出す
なんてこともありました。
完全にお互いのmisunderstandingと
カルチャーの違いもあるかも。
ただ、私があまりにも怒りをぶちまけたので、笑

彼女たちもいろんなことに
細かくゆっくり英語で伝えてくれるようになりました。

そして、三人で集まってじっくり二時間話し合いました。

オーナーはどうしたいのか
ギャラリストはどんなセンスを持っているのか
私は、どうしたいか。

この先のことも考えて必死で英語でミーティングを。

だけどこの時間が今回あったから、
いろんなことを学びました。

ギャラリーは
ビジネスです。
ニューヨークのチェルシーともなると
もうそこは、東京の比ではありません。
だからこそシビアに詰める必要がある。

人を呼べるアーティスト
売れるアーティストを
ギャラリーは欲しいのです。

幸いにして
今回も絵が売れましたし
ギャラリーに人を呼べました。

私の、一個一個お上品に
の真逆の展示は、
ニューヨーカーからさえも

MARIのショウはオリジナルだね!
こんなパワフルみたことないよ!
と言っていただけたのが、
最高の褒め言葉。

ニューヨークで
オリジナルって言われるのって
なんだか嬉しいですよね。

もともと人と同じ、が嫌いなので
私は私のあふれんばかりの
パワフルなショウをやる、
はずっとテーマにしていくと思います。

ギャラリーとして
9月10月また5月は
抱えるメインのアーティストを
ショウにプログラムするものなのですが
わたしは今回、

10月に一ヶ月、もちろんフリーフィーで!
ショウをすることが決まりました。

彼女たちの決断だと思います。
そのかわり、テーマがあって
そのあるテーマに向かって
一年間必死で描くことになります。

まだまだだ、
と常に思いながら描かなくては。
ほんとに、アーティストとして
まだまだですし。
満足したら終わってしまいますし。

私は仕事柄、
プレゼンをよくしますが、
ビジネスは

win-winでなければ成り立たない、と思ってます。

だから、
ギャラリーの気持ちにもこたえつつ
演出をしっかり考えて

今までみたことないショウを開催し、
ギャラリーももっと成長していただけるように
頑張りたいなと。

エキスポのときから
他のニューヨークのギャラリーからも
オファーをたくさんいただいています。

ビルの中ではなく
もっと道に面したギャラリーで
やりたいなとも思いますが

こういう信頼関係を構築しながら
やるやり方もありなのではないかなと、
今は思っています。

このタイミングで
ベネチアからの
国際展出展のオファーが来たので、
そのオファーにも答えることにしました。
見据えているのはヨーロッパ。

春のニューヨークアートエキスポソロ、
来秋のチェルシーのソロ、
1月にはニューヨークでまた仕事でくるので制作も兼ねて滞在

などなどニューヨークは私の軸になりつつあります。
なぜなら、求め続けるパワーがまだまだあるからです。

どうせ
いつか
死ぬ。

これ、私の最近の座右の銘、笑
いつかはなくなる命なら、どこまでもやり尽くして
終わりたいですよね。

ニューヨーク一ヶ月の滞在、
前半のアートショウは無事に終わり、
明日からは広告ジョブジョインがあるので
英語との格闘がはじまります。

でもまずは、今年のショウもやりきってよかった!

日本では12月の14.15.16
表参道パミーナで個展があります。
日本の皆様、ぜひお越しくださいね。

(まだ早い)