５月下旬だったでしょうか。
突然、
このＨPのお問い合わせから
ご連絡いただいた
SABON JAPANさん。
１０周年の記念イベントに
日本のアーティストを3名ピックアップし、
その中のお一人のMARI NISHIMURAさんに
ライブアートをお願いしたいのだ、と。

SABONさんは、
もともと愛用してて大好きなブランド。
私はよく有楽町ルミネや渋谷ヒカリエの店舗に
行ってます。
ちなみにローズの香りが大好きで、
トイレにもベッド周りにも
ローズの石鹸の切りっぱなし（お店にいってみて！）
を袋に入れて、部屋の香りにしております。

イスラエルの企業であることを
初めて知り、
SABONさんの歴史を改めて学び、
お打ち合わせをしてさらに気持ちが高まり
即、受けさせていただいたお仕事。

１０周年の記念限定商品を事前に使って、
その商品からインスパイアされたものから
当日絵を生み出す。
というタスクだったのですが。

decade、
この香りは本当に素敵。
オリエンタルさと爽やかさが同時に味わえる香り。
私は、女性的な香りだなと直感で感じた。（男性ももちろん使えますよ！）

一週間毎日
使いながら、
だんだんこの香りに惹かれ、
なんだか女性である幸せとか強さとか母性とか
そういう不思議な気持ちに包まれて、
ぜひその五感で感じたものを
ライブで描きたい、と思いました。

当日。
仕事多忙さと熱中症気味で
若干フラフラしながら会場に。
いつになく緊張していたのは

ブランドを背負っている感の緊張感。

そもそも
私の本業が、
企業のブランドを言葉で表現する。
広告で表現する。
のコピーライターなので、

「SABONさんにとってのwinはなんだろう。」
から深く考え始めてしまって。

それはアーティストとしては
深読みしなくていいことかもしれない。
だけど
私は左脳的な広告の仕事のスキルと
右脳的なアート表現と
どちらも持ち合わせているので
どうしても、ブランドを考えてしまって
混沌としてしまったのでした。

当日現場では
ありがたいことに、
茨城から来た方、大阪から来た方、
また都内各地からも、
私のファンの方がいっぱいいらして、
前日からの問い合わせもあったとか。笑
SABONさんもちょっと驚いていた盛況状態。

人前で描くのは得意ではないけど
もうキャンバスだけに向かって集中しよう！
と。
マテリアルは元々自宅でこさえていったので
それも含めると約４時間ちょっと。

下絵もしない
構想もしない
私から降りて来たのは
この、強さと美しさを秘めた孔雀さんだった。
降り注ぐ色は、
生きるエネルギー。
どんなことにも美しく颯爽と向かっていく
そんな決意をもった絵。
しいてはこのdecadeの香りのイメージでもある。

決意。
そんなことを感じる香りだったから。

そして私が考えたSABONさんの１０周年
ブランディングワードは、
（勝手に本業発揮。笑）

飄々と、強く。

ここからはじまるSABONさんの立ち位置として
時代が変わっても人に強さや勇気を届けていく
そんな存在であってほしいと思ったから。

常日頃は、コピーで
企業のブランディングに関わる仕事ですが、
アートで企業ブランドに関われるなんて
なんて面白いことなんだ、と思ったチャンスでした。

海外では
ライブアートってメジャーなんですが
日本では
まだまだ遅れている。

イベントまたはブランディングなどで
Mari Nishimura
のアートで何かをやりたい、
って企業さま、
お声がけお待ちしてます。笑

なんならコピーと
PR戦略
なんならCM企画も
バーターで。笑

SABONさん、こんなチャンスを
ほんとにありがとうございました！
来ていただいたたくさんの方、
ありがとうございました！